ピンサロのメイン広告媒体だった「口コミ風俗情報局」の掲載ができなくなってしまった2022年4月、ピンサロ広告の歴史と、この先「口コミ風俗情報局」を利用していたユーザーはどの媒体を利用するのか考察してみます。
ピンサロ は日本ピンサロ研究会から口コミの時代に
歴史は日本ピンサロ研究会(日ピン研)からはじまる。
2000年初頭、ノストラダムスの大予言から渋谷ではルーズソックスを履いた高校生が援助交際をして、池袋ではIWGP(池袋ウエストゲートパーク)が流行った頃。
まだインターネットという言葉もなじみが薄かったが、win98が世の中に産み落とされて急速にパソコンの普及し、雑誌や深夜のTVなどで仕入れてた風俗情報をインターネットで知る時代がくる。
それまでアンダーグラウンドだったピンクサロンは利用するにも勇気がいり、地元の先輩などが「ピンサロって知ってる?」と後輩たちに広めて、「〇〇ってお店すごいよかった」と当時ならではの口コミで近しい人に広めていた中、日本ピンサロ研究会ではインターネット上にユーザーがレビュー(口コミ)する時代がはじまった。
日本ピンサロ研究会は認められたユーザーのみが口コミを書けるサイトであり、ユーザーにとってアンダーグラウンドに包まれたピンサロを実際に利用したユーザーが記事を書くことで信頼を勝ち得たサイトだった。
そこから数年後には、日本ピンサロ研究会で高評価をもらえたピンサロ店は繁盛店になることもあり、店舗にとってはミュシュラン的なサイトだった。
ちなみにこの頃に、シティヘブンやぴゅあらばも登場しているようだ。
新興勢力「諭吉DE風俗」から競争が激化
2000年代も少し進んだ頃。2004年~2007年くらいだと記憶している。
アテネオリンピックで「ちょーきもちいい」という名言が生まれた頃だ。我々には馴染みのある言葉ではあるが、この頃はクラスや会社にいるお調子者たちは何かにつけて「ちょーきもちいい」と連呼しては、ライブドアやFC2などアダルト情報を集めるにもインターネットが活用されだしていた。
私個人としては船場吉兆のおかみと息子のコントは今映像を見ても口角があがってしまう。
繁華街だけに限らず急速に風俗店が増えていく中、ぴゅあらばのキラーコンテンツで「1万円であそべるお店」というくくりが登場した。
各エリアで激化していく「1万円であそべるお店」は、スタンダードデリヘルから箱ヘルまでぴゅあらばに掲載するのならば「1万円であそべるコース」を新設しなくてはぴゅあらば内では見向きもされなかった。
そして彗星のごとく現れた「諭吉DE風俗」は1万円以下で遊べるお店だけが掲載を許された広告媒体であり、「ピンサロ」「手コキ」「回春マッサージ」「リフレ系」などの掲載数が増えていき、その中で口コミは誰でも気軽にかけることで急速に認知が広がった。
※ぴゅあらばにも口コミはあるが、文章をしっかり書かないといけないこともありユーザーにとって手間であり掲載されるまでのハードルも高かった。
風俗 口コミの決定版「口コミ風俗情報局」の時代
そしていよいよ日の目を見た「口コミ風俗情報局」
大昔からあるサイト(2000年代初頭)だが評価されるまでは時間がかかった。SEO的には優秀だが、なぜか電話が鳴らない。ユーザーに口コミを書いてもらおうと「口コミ風俗情報局を見た」と言う実客がなぜか増えづらかった。
しかし、レビューの時代がやってくる。
スマートフォンの普及でパソコンを持たない人でもインターネットを見れる環境が発達して、「ぐるなび」「Amazon」「出前館」「一休.com」など価格、場所、ジャンル問わずなんでも口コミする時代がやってきて、風俗界でも口コミというものが重要視されるようになってきたことで口コミ風俗情報局の天下がやってきた。
そしてピンサロ店も「口コミをどうやったら増やせるか」「金~銀冠のユーザーがどうやったらくるか」「ランキングをあげる方法」など様々な施策が行われ、店舗の人間であれば一度は頭を悩ませた。
しかし、2022年04月終わりを告げる。
諸事情あるが、時代だ。
ピンサロ 広告の 次の覇者は 駅ちか風俗ランキングなのか?
現在ピンサロ店を探す際にユーザーはどこのサイトを利用するのだろうか?
今回は「東京 ピンサロ」と検索して考察してみよう。これを見ている皆さんは自分の住んでるエリアをいれて検索するといいだろう。
- 広告媒体系
- ブロガー系
- まとめ系
- 実店舗 様
だいたいこのくらいのくくりで分けられるだろう。
そして風俗レスキューとしては主に「広告媒体系」を扱っている。
まさかのNo1は「風俗三行」
三行広告という響きも懐かしい。まだメディアが新聞が主流の頃に流行った広告の形が三行広告だ、そしてその名前が現在も名残としてある「風俗三行」がNo1に。
大手系の風俗媒体に比べると見慣れないユーザーも多いかもしれないが、実は我々事業者側からすると大昔からお世話になった広告サイトなのだ。
店舗型ヘルス、ソープランド、ピンサロなどではSEOが強く今の時代も根強いファンも多いように感じる。
シンプルな作りとエリアごとに1ページにまとめられた構成は現代においてもスマートフォンでチェックがしやすい。
次の覇者!?駅ちか!人気風俗ランキング
そして二番手に駅ちかがきた。
今風のサイトの作りと口コミ風俗情報局亡き今の時代に棚ぼた的に評価を得ている駅ちかだ。
口コミの数も日に日に増えて、風俗レスキュードットコムにも店舗様からピンサロに関するお問い合わせで駅ちか!に掲載依頼があった。
ピンサロ特化「ピンサロ探検隊」
ピンサロ界の雄 「ピンサロ探検隊」だ。
ピンサロ一本、ピンサロのことならなんでもござれという「ピンサロ探検隊」は店舗探し、価格チェック、電話を一覧ページで行うことができるため、シンプルで”今すぐ”にコミットしている。
そして口コミなども確認できる。このコラムの執筆者目線で口コミを確認するなら「ピンサロ探検隊」をおすすめしたい。
このサイトに書いてるものたちは熱が違う。
じっくりと真剣に書き舐った文章からは25分~45分コースで起きた出来事とは思えないほど、深層心理や情景描写などまで詳細に書かれていることも少なくはない。でひ一読いただきたい。
風俗のよろずや「風俗じゃぱん」
風俗のことならなんでも載せまっせの広告媒体。
特化していないため階層が煩雑でGoogle検索からページを発見しないと、お目当てのページに出会えない可能性があることを見ると、みずほ銀行のシステムと風俗じゃぱんが”日本のサグラダファミリア”と言われることも納得できる。
今回は執筆するにあたって奇跡的に出会えたが特筆する点は一覧で女の子のサムネイルが確認できる点はいい。あとクーポンが見れる点もいい。
「男性求人」「女性求人」へのリンクが並んでる店舗様がランキングの上位にきているところを見ると……風俗じゃぱんへの信仰度が大事なようだ。
風俗業界のバランスブレイカー「ぴゅあらば」
安ければ安いほど電話は鳴り、利用ユーザーが増えた。そしてサービスの質を保てなくなりユーザーへ不親切をするようになったり閉店することになった。
その元凶、風俗業界の価格競争、値引き合戦の生みの親「ぴゅあらば」がきた。
広告媒体としては特筆する点はない。有料掲載も少ないようで、ユーザーとしても見ることはほとんどないと思われるがSEOランキングには入っていたので書かせてもらった。